ベトナムの米・食文化

お米の二期作、三期作が可能なベトナム全国では米粒、ご飯に拘らないベトナム米文化、米食文化がある。

コムラム(竹筒飯)

30分水につけた洗ったもち米に塩をまぶし節を抜いた竹筒に入れて、焚き火にくべるだけの簡単なもの。出来上がったお米を竹筒から取り出し砕いたピーナツと塩をつけて食べる。又は焼き豚、鳥肉等のおかずと一緒に 食べる。

バイン・オン

ラゾンの葉の上にもち米、緑豆、豚肉、ネギをのせ葉を包みお湯で加熱

 

コム・ガー

弁当食に多い。ご飯と鶏肉、野菜がワンプレートで出される。

 

コム・チャイ

お米から作ったお菓子で焼いたご飯の上に炒めた豚肉がのせてある。

 

ジオカン(地酒)

おこわ、こうじ、籾殻、をすべて壺に入れグアバの葉を入れて1年間寝かす。長いストローで飲む。主人が水を注ぐ。少数民族のアルコール

フォー(ベトナム麺)

原料は米粉と水で、ライスヌードルの一種。水に漬けた米を挽いてペースト状にしたものを熱した金属板の上に薄く流し、多少固まったものを端から裁断して麺の形状にする。牛の骨などからとったスープにモヤシ、香草、チリソースなどを入れて食べる。

コム・ヘン(しじみ飯)中部フエの名物

サトイモの茎の上にご飯をのせエビの塩辛、唐辛子とヌックマムのタレをかけ豚肉の揚げ物をトッピング。ネギとしじみの実を炒めた物にピーナツをオンして食べる。しじみの新鮮さ、衛生管理に注意。

 

ブンボー・フエ

牛の骨からとったスープ(辛め)に米麺、豚肉、牛肉、モヤシ、香草を入れて食べる。中部フエの名物。

バイン・ラー(ベトナム中部フエの宮廷料理)

塩、油、米粉をまぶした物をラゾンの葉にのせ豚のソボロ、エビをトッピングし葉で包んで蒸した食べ物、ニュックマム、唐辛子のタレをつけて食べる。

バイン・ベオ(中部フエ)米粉の小皿蒸餅

水でといた米粉を蒸してその上にそぼろやエビ、ネギをのせニュックマムに辛子をいれたタレをつけて食べる。

コム・チュン・カイック・トウイ(中部フエ)

蓮の実、インゲン、エビ、豚肉を蒸したベトナムらしいご飯

トム・バオ・カイン・エン(中部フエ)エビとミンチのライスペイパー包み揚げ

網状のライスペイパーに豚のひき肉、エビ、人参を包みフライにする。

 

カウラウ(中部ホイアン)マスコミで流れる日本の伊勢うどん伝説は?

(ホアイアンの皿うどん)麺のこしは水がすべてホイアンのバーレー井戸には石灰分が多く含まれいるため麺のこしの強さが出る)太目の米麺、モヤシ、レタス、米粉を揚げたセンベイ、豚肉を乗せて醤油だれで食べる。

揚げワンタン(中部ホイアン)

豚肉とエビのすり身を米粉でつつみ揚げる。人参、トマトのアンをかけて食べる。

ホワイトローズ(中部ホイアン)

米粉の皮に豚肉とエビのすり身を包み蒸す。表は焼きネギを乗せてヌックマムをつけて食べる。

バイン・セオ(ベトナム南部)各地で作りが異なりサイズも違う

米粉に卵を混ぜた生地をフライパンで平たく焼きモヤシ、えび、豚肉等を包みながら焼きザオカイ(ハーブ)を巻いてニュックマムをつけて食べる。

 

 

ソイ・チェン・フォン(南部メコンデルタ)

米粉をココナツオイルにつけて砂糖漬けのお餅を作りサラダ油で素早く回しながら丸く焼く。風船餅と言われ皮を切り中のお餅を小さく切って巻いて食べる。

 

 

カー・タイ・トウオン(南部メコンデルタ)

エレファント・イヤー・フィッシュ(像耳魚)という川魚をさらっと揚げその実をほぐしてキュウリ、パイナップル、ライスと一緒にライスペイパーでくるみニュックマムをつけて食べる。

 

 

Banh Da Cua(バイン ダ クア) お店(アンビエン)カフェレストラン

ベトナム北部ハイフォンの名物麺。茶色の麺はお米と黒砂糖、サトウキビの汁でできている。赤みがかった麺は、湯通ししてから空芯菜やミズオジギソウ、魚のすり身揚げ、カニのすり身、カニ肉、トマトなどの具と一緒に丼に入れる熱いカニ汁にカニ肉のつみれを加えその他の具(各種野菜)を入れる。

 

バインドゥックタウ(Banh duc Tau) ハイフォン

米粉と小麦粉で作る。具は、肉やエビ、にんじん、大根などを細かく切ったもの。酸っぱさと塩辛さ、甘さだけでなく、トウガラシ酢とヌックマムの香りが混ざり合う。

その他のハイフォン名物

チャオカイ(Chao cay)/チャオコアイ(Chao khoai)

ハイフォン市名物のお粥2つ。チャオカイは、米粒から作る他のお粥と異なり米粉から作る。具は、炒めた貝とトウガラシ粉。また、チャオコアイも、同じく粉から作るお粥で、緑色。この緑色は、野菜の色。子供から大人まで、同市の人々の人気を集めている。

オックサオ(Oc xao)

炒めた貝。ハイフォン市は沿岸部のため、貝料理が豊富だ。茹でたり焼いたり炒めたり、様々に調理して食べるが、中でも炒めるのが同市の名物。炒める際は、ココナツミルクやレモングラス、トウガラシ、ショウガ、タマリンドなどで味付けする。

スイジン(Sui din)

もち米の粉で作る、団子に似たもの。中身は黒ゴマ。1つ1つが小さいため、1皿に4~5個ずつ盛られている。ショウガ風味のサトウキビの糖蜜と一緒に、温めて食べる。

バインミーカイ(Banh my cay)

「バインミークエ(Banh my que)」とも呼ばれる。長細いパンにパテ(レバーペースト)だけをはさんだもので、ハイフォン市の特別なトウガラシソースの辛さがたまらない。

 

 

 

王宮太和殿
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フォンニャ洞窟
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ホイアン日本橋
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ミーソン遺跡
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