天皇皇后両陛下フエ訪問で今後の観光事情は?

 

 

天皇皇后両陛下がベトナムフエを訪問後のフエ観光事情

 今後観光地としてフエはどう変わっていくのか推測してみる。

 

成田ーダナンの直行便が飛んでから中部ホイアン、ダナンは人気都市となり世界遺産を誇るフエは2つのトンネルが完成したことによりダナンからの日帰り観光ツアーとなってしまった。

 

1天皇皇后両陛下が海外親善訪問されて思い出すのは昭和天皇がアメリカ東海岸のウイリアムズバーグを訪れた後の日本人観光客は西海岸(ロスアンゼルス、サンフランシスコ)から東海岸へと移った。今までフエを知らなかった日本人は天皇陛下がフエを訪れフエの景色がTVで放映されることによってより親しさが増すものと考えられる。フエと日本との関係はファンボイチャウ(東遊運動)の運動を私のフエ滞在中、帰国後も何度かアピールしてきたが天皇陛下がご興味を持たれたことに感動しました。

 

2フエを代表する5つ星、4つ星3ホテルを日本人が購入した。陛下が宿泊された5つ星ラ・レジデンス(前アコーチェーン)、116年の歴史を持つ4つ星(間もなく5つ星)サイゴンモーリンホテル、4つ星(ホンジャーンホテル)この動きはフエの観光促進にどうかかわるか興味がある。

 

3フエのフーバイ空港に日本国のジャンボ機2機が到着した。

 フエのフーバイ空港は滑走路の課題が多く修理のため今まで何回も空港を閉鎖された。今回日本のVIPを迎えるにあたって周到な準備をしたと思う。これによってフエのフーバイ空港は本格的な国際空港に変身できる。日本からのチャーター便、定期便も可能となる。

 

4フエの受け入れ態勢

 

世界遺産フエにあぐらをかいていたフエはひとつの試練を迎える。ハード(ホテル、インフラ、交通機関等)に課題はあるがソフト(日本語ガイド不足、観光業の英語力、買い物等)は増える観光客の苦情となる可能性がある。フエで日本語を学ぶベトナム人学生は多く日本政府もフエには多くの日本語教師を派遣している。卒業後、日本語を学んだ学生は日本企業の多い大都市、ホーチミン、ダナン、ハノイへと移る。フエに仕事がないからだ。現在フエの観光を案内できるライセンスガイドは52名程いるそうだが所属はほとんどダナンの旅行会社でその日本語能力も疑わしい。これはフエ観光局の行政が今後どう対応するかにかかっている。日本で毎年9月に開催される国際ツーリズムジャパンには必ず参加し今回の天皇皇后両陛下のフエ訪問を大きく露出してアピールすべきと考える。

 

 

 

 

 

王宮太和殿
王宮太和殿
フォンニャ洞窟
フォンニャ洞窟
ホイアン日本橋
ホイアン日本橋
ミーソン遺跡
ミーソン遺跡