ベトナムの首都ハノイ市内の有料道路で6月9日、同市在住の考古学者、西村昌也さん(47)=山口県下関市出身=がバイクを運転中に車に衝突、病院に運ばれたが死亡した。地元警察や在ベトナム日本大使館が詳しい状況を調べている。現場は有料道路の料金所の手前で、西村さんのバイクが前方の車に突っ込んだとみられる。西村さんはハノイ近郊のバクニン省に向かう途中だったという。西村さんは20年以上にわたり、ベトナムを中心に考古学調査などを実施。関西大文化交渉学教育研究拠点の助教や金沢大国際文化資源学研究センターの客員研究員を務めた。(共同通信)