ベトナム独立運動の英雄ファン・ボイ・チャウ(1867~1940年)と日本との縁は深い。フランスの支配下にあったベトナムの貧しい農村で生まれた彼は、やがてフランスからの独立を夢見るようになる。彼が支援を求めたのが日本だった。日露戦争に勝利した日本にアジアの同胞として期待を寄せたのだ。日本に留学したファン・ボイ・チャウは犬養毅ら多くの日本人の支援を得ながら、1900年代初めに200人を超えるベトナム人留学生を来日させた。日本に学びながらフランスからの独立と建国を目指す東遊(トンズー)運動だ。しかし、その後フランスとの関係を重視し日仏協約を結んだ日本政府は留学生を追放、ファン・ボイ・チャウらの活動は困難を極めていく。そうした中、草の根レベルでベトナム人留学生たちに手を差し伸べた日本人がいた…。ファン・ボイ・チャウが書き残した記録をもとに、ベトナム独立の歴史に刻まれた東遊運動の軌跡と日本人が果たした役割をたどる。日越外交関係樹立40周年を記念してベトナムの国営テレビVTVが制作したドキュメンタリー。
羽田―ハノイ NH857 08:55/12:05
ハノイー羽田 NH858 14:00/21:05
3月30日2014年就航 機材B767-300ER