ルアンパバーン 多くの寺院と
自然の山々に囲まれたラオス北部の古都。
1353年ランサン王国(百万頭の象の王国)の初代の王ファグムにより首都となり1560年ビエンチャンに遷都されるまで王朝の中心、ラオス文化の中心として栄えた。ここには多くの古い美しい寺院があり、郊外には少数民族の村や洞窟寺院などの見所が多く、ラオスで最も人気のある町である。
バス: バスステーションは2つ。 北バスステーション(Udomxaiなどから来る場合) と 南バスステーション(Vang ViengやVientianeなどから来る場合) 共に4kmほど町の中心から離れている。タクシーで町の中心まで行く。
ルアンパバーンの中心は、シーサワンウォン通りです。王宮博物館や町を一望できるプーシーがあります。王宮博物館をすぎるとツーリスト向けのホテルやカフェなどがあり、欧米人のツーリストなどがのんびりとお茶をしています。さらにテクテク歩いてサッカリン通りまで行くと、寺院が集まっており、一番奥にルアンパバーンのシンボルともいえるワット・シェントーンがあります。
ワット・シェントーン
この寺院は、1560年にセティラート王によって王家の菩提寺として建立された。 屋根が軒に向かって低く流れるように作られている、典型的なルアンパバーン様式 の建物で、ルアンパバーンで一番荘厳な寺院である。本堂裏側のタイルによって描 かれた「生命の樹」のレリーフは素晴らしく、一見の価値がある。かつては、王族の神聖な儀式に使用され、シーサワンウォン王の誕生した場所でもあり、また逝去時にしようされた霊柩車が境内に納められている。満月の夜には市民、僧侶が集って火をともし本道の周りを練り歩く。
プーシー
ルアンパバーンの中心近くに位置する150m程の小高い丘で、328の階段を上が りきると、頂上には1804年、アヌルット王によって建立されたタートチョムシー と呼ばれる仏塔がある。少し頑張って頂上へ上がれば、ルアンパバーンの街を一望できる。プーとはラオス語で山のことをさす。
王宮博物館
フランス植民地時代の1904年に当時の王シーサワンウォンとその家族の宮殿とし て立てられた。メコン川沿いに位置し、メコンを旅してきた公式客を出迎えるための桟橋を備えている。現在は博物館になっており、世界各国からの贈呈品や黄 金仏などが展示されている。象を使って王国が繁栄したとも言われ3つの頭を持つ象が出迎える。
タート・クアンシー
市内より田舎道を通り南に29kmに位置する滝。メコン川の支流のひとつで滝壷は中国九寨溝のように下が石灰質のため深い緑色の水をたたえている。 公園の入場料(20000KP、2012年7月現在)を支払い道なりに入園。クマが保護されている箇所を通過すると何段もの滝が前方に現れる。思わず泳ぎたくなる。脱衣場も完備しており売店で水着も販売している。高い滝を見下ろすポイントが終点。さらに水源の頂上まではちょっと険しい岩を登る。
パクオウ洞窟
王宮博物館前の桟橋より船で約2時間、メコン川をおよそ35km遡る。メコン川とウー川が合流した地点に現れる洞窟。ここには「タムティン洞窟」と「タムプン洞窟」の2つの洞窟がある。タムティン洞窟には、4,000体といわれる数の仏像が安置されており、長期に渡って神聖な場所として崇められてきた。16世紀にセ タティラート王により発見されたといわれている。現在も尚、人々が仏像を奉納するため、仏像の数は増え続けている。 往きはラオス焼酎「ラオラーオ」造りで有名なサンハイ村を訪ねます。酒造りの様子の見学や出来上がった酒の試飲が出来る。帰路は1時間直接街に戻ります。
托鉢風景
ルアンパバーンは寺院が多いことから、たくさんの僧侶がいます。托鉢の場面、朝早く町のいたるところで見ることができます。時間は、05:45~06:15ぐらいまでであっという間に通り過ぎていくので、時間が少しでもずれると見ることができないので要注意です。最近では見学者が多く周囲の人が観光客に托鉢を有料で案内している。周囲が暗い早朝はひったくり等があるので注意すること。ラオスの男性は結婚前に出家し学校も市民の施しで無料です。人々は徳を積み来世の幸せを願う。朝から主食のもち米を炊き僧侶に托鉢する。
ルアン・パバーンの夜市
シーサワンウォン通りの入り口部分は、夕方になるとナイトバザールになります。観光客向けというより、地元の人の市場という感じですが、いろいろな食材を見ることができます。夕方5時から毎晩夜市が出ますが団体向けのホテルは郊外となりますので3輪タクシーで市内に出る必要があります。
ワット・マイ・スワナプーマハム
1796年に建立された比較的新しい寺院。五層の屋根は標準的なルアンパバン様 式。本道の扉にある釈迦の説話や、ラーマヤーナが描かれた黄金のレリーフが印象的。この寺院の建立には、70年もの年月を費やしたといわれている。ルアンパバーン国立博物館に隣接した寺院。金色の壁は仏陀の生涯を描く。